リベロプレーヤーについて

６人制バレーボールに特有のルールがリベロプレーヤーです。

このリベロプレーヤーとはいわば守備専門の選手で、
主にレシーブをその本業とします。
近年導入されたばかりのルールですが、現代のバレーでは
すでに欠かすことのできない存在となっています。

また、背の低い選手でも活躍できる可能性を秘めたポジション
なので、注目されることも多いポジションです。

このリベロにはいくつか他の選手とは異なる制約があります。
それを一言でいってしまうならば「攻撃はＮＧ！」

リベロがネットより高い位置でバレーボールに触り、
相手コートへ返球することは禁止されています。
つまりブロックやスパイクは行えないということですね。
サーブも打つことはできません。

加えて、フロントゾーン(自陣のアタックラインよりも前側の領域)で
オーバーハンドパスによってトスを上げたボールを他の選手が
スパイクを打つことも禁じられています。
アンダーパス(レシーブ)で上げたトスなら問題ありません。
このあたりが、非常に難しいルールかも知れませんね。

そのほかにも、リベロは通常の選手交代とは関係なく、
何度でも審判を通さずに後衛の選手と交代できるとか、

コートに戻るときは必ず交代した選手と再び交代しなくてはいけないとか、

コートとベンチ間を出入りするときはバックゾーンのサイドラインから
入らなければいけないとか、いくつか細かいルールが存在します。
しかし、この出入りする位置はよっぽど公式な試合でない限りけっこう
なあなあです。

リベロシステムで最も注意しなくてはいけないのは、
攻撃に参加しないということなのです。